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日記

ラーメンと小説と繊維

今日は選択必修授業の一環として家で錆染をしようとして、実に散々な目に遭いました。

まずアマゾンで1リットル1600円の木酢酸液を水で薄めてダイソーのアルミ鍋に入れ、その中にひいじいちゃんのサビサビの大工道具を突っ込みます。火にかけてみてしばらく待っていたら、コンロの火が何やらシュウシュウと音を立てるので妙に思い、覗き込んでみると、鍋の底から水が糸のように漏れ出て、ガスコンロが水溜りになっていました。

私は人生で初めて底に穴の空いた鍋を使いました。

慌てておじいちゃんと火を止め、ガス台を拭き、木酢酸液は捨てて工具はベランダに干しました。しばらく部屋がすっぱい燻製の匂いで充満して最悪でした。手も臭くなった。もう二度とやらん……

1週間ぶりにサミットまで買い物に行ったところ運動不足極まって股関節が痛く、予想より暑くて汗をかいた。午後は真面目にパターンを引き、夕方には風呂に入り、夜は5%の檸檬堂で酔ってキャーキャー騒いだあと録画しておいた実写版のキングダムを観ました。けっこう面白かったです。いつか完全ファンタジー大河やるときのために参考にした。十二国記といい、古代中国軍記ものみたいなのに弱い。

コロナで授業が進まないからか、製作の課題が全然ないので最近は妙にゆったりしてます。私のよくない癖ですが、課題がそんなに切羽詰まってないのにタスクだけが多いという状況を把握できず、「やることいっぱいあるのに今じゃない」みたいな気持ちになって不安になります。じゃあその不安を糧に早めに課題をこなすのかと思えば、「今じゃない」ので永遠にゲームをして時間を潰してしまう……

そういう時に小説書いたりしてほしいです。

卒業するまでに短編集を作りたくてチマチマ書いていますが、なかなか思うように軌道に乗らない……どの角度から進めれば読む側が面白いのか一生懸命考えています。誰も読まなくてもそういう仕事をしていたいよね。最後には自己満足なのでいいんですが。

一つのものを作るのに限りなく遠回りの思考をする練習をゼミでしていますが、たまに先生に「ラーメン作る側の人の気持ちになってきたね」と言われるのが嬉しい。美味いラーメンを消費する側と美味いラーメンを作る側の気持ちは全く違う。美味いラーメンを作ろうとする人は、小麦や出汁や材料の産地やヒトの味覚について奥深く研究するものです。とのこと。

小説を書くのも、その姿勢を貫くための練習と思っているので、有意義だなあ。

と、思いたい。

今日はここまで。