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日記

深い夜の哲学

課題とバイトとなんかの作業の毎日なので毎日日記書くとかそもそも無理なんですね。最近ちょっと色々考えたので書き残したい。

まず友達と文化祭のファッションショーに出すことにしました。テーマが五感らしいです。バウハウス100周年なのでバウハウスに備えてたんですが五感ときました。そもそもバウハウスって無機合理的デザインの最先端みたいなとこなのに、なんで五感とかいう有機物最末端みたいなテーマを設定するんだろうか。やりにくくて仕方ない。そもそもモダンデザインが苦手だ…と最近気づいた。友達とあーでもないこーでもない言いながらそれでもなんか楽しくデザインしています。デザインって難しい。私が主に疑問を呈してそれまでのアイディアをめちゃくちゃにしちゃう役をやってます。害悪や……

あと、今日からクリエーションの授業の先生が変わりました。今日は「音楽」というテーマでイメージイラストを作ることが課題だったので、サカナクションの「ミュージック」を聴きながらシャーペンと水彩と友達にもらった画用紙でゴリゴリ3時間くらい描いてました。これです。

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サカナクションは5.6曲しか聴かないんですが、ミュージックはその中の1つです。ミュージックを聴くときはだいたい疲れてて、微小な擦り傷をたくさん心に負っているような、微妙な寂しさを感じるときです。でも私はそういう疲れとか寂しさとか弱さみたいなものを克服する音楽より、むしろその寂しさや弱さを助長するものが好きなんです。無理に元気にならなくていい気がして救われます。弱い自分や寂しい感情が好きなんだとおもいます。微細で曖昧でよく分からない感情って普段の生活だと強い気待ちですり潰しがちなんですが、たまには拾い上げて観察したっていいと思うんですよね。

高いところを群れになって飛んでる鳥と、低い建物が集まって街になってる、その二つの集団のどっちにも属さないで、宙ぶらりんのままで二つを俯瞰して「寂しいなあー」って言ってる曲にも聞こえます。私は敢えて宙ぶらりんのままで寂しさを選ぶことに、なんとなく、崇高さのようなものも感じているのかもしれない。

1番最後のサビのところは、今まで出てこなかったメロディがウオッと出てきて、急に世界が変わるんですよ。それが、世界がめくれてるみたいだな〜〜と思ったので、飛んでる鳥をエッシャーのだまし絵みたいに空と一体化させて、鳥が飛んでるのか、空が剥がれてるのか、みたいな表現をしました。こういう内面から出た表現をたくさん外に出してストックしなさいと先生に言われました。

あとデザインのことで気づいたんですが、私はどうもなんかこう奇抜な個性というのに欠けるんですよね。生来、がさつで大雑把な人間だと思ってたんですが、デザイン画はいつも「繊細だねー」て言われる。不思議だ……………

いろんな要素を、良くも悪くもなんとなく波風立たない感じに綺麗に収めちゃうんで、目立たないといえば目立たないし、丁寧といえば丁寧。ただ人をはっとさせるような、思わずドキッとさせるような才能は無いんだなーとおもいます。つまり地味…

などとさまざまな事を考えつつ日付変わったので寝ます。土曜も全日授業はきついぜ〜〜

今日はここまで。