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日記

ラブソング

昨日の夜0時半まではらださんの「ワンルームエンジェル」を読んでいたら、朝寝坊した。

凄いんだこれが。もはやBLの枠に収めて良い本ではないよ。これのどこが凄いのかというと「愛を知って人生の価値を知り更生する」という、かつて何百回と使い古されてきたあらすじでこれだけ泣かせにくるのかという、そういう感動の与え方に感服した。何気なく「天使」の定義と解釈を逆手に取っているあたり、意識してやっていたら相当頭がいいなこの人。あと絵がめちゃ上手くて綺麗で好きだ。友達に借りた本だけど返したくない。もう買うしかない。

そんなわけでまんまとおばあちゃんにお弁当を作ってもらうはめになり(大反省会開催)、今朝の音楽はGalileo Galileiの「恋の寿命」だった。優しいやつがいいけど甘ったるいのは嫌だし、眠かったので激しいリズムのも合わない、そういう時の Galileo Galileiである。素朴でシンプルかつ心に引っかかるような音楽がいい。おやつにシリアルを食べるような健康さと非日常感がある。

愛の話を読んだあとはやっぱり愛の歌を聴きたいじゃないか。でも星野源のラブソングは食パンのように日常的すぎ、RADWIMPSのそれはシロップ付きパンケーキのように甘すぎるし、back numberは論外だ(もはやスイーツバイキングである)。こういう音楽に対するイメージを文書化したのは初めてだけど結構おもしろいなあ。

そういうわけで午前の実習では「小さい頃は猫の尻尾を裁ちバサミで切ろうとして親にしこたま怒られた」と謎のPCO(サイコパスカミングアウト)を専任教諭にされ、午後の実習では自主的にマッサージ会が開かれ、夕方に企業説明会へ出席し、思いきり広報担当の人の方を向いて寝てしまった。話が長いんだから仕方がない。あと声が可愛くて早口なのでいい感じに内容が頭に入ってこない。社会に出たくないよう。落ち込みながら帰宅した。

別にいま勉強していることだけでやっていきたくはないんだよなあ。印刷とかグラフィックもやったし、ゲームや小説などの物語も好きだし、ファッションもやりたい。しかし本音は不労所得で生活したい。社会に出たくないよう。

帰宅は Galileo Galileiの「嵐のあとで」。朝と夜でバンドを揃えるのがオシャレである。

今日はここまで。